なぜ入管で人が死ぬのか
~入管がつくり出す「送還忌避者」問題の解決に向けて~

 

“こうした経緯をみるに、ウィシュマさん事件において問題なのは、「医療体制の不備」と いうよりも、名古屋入管が当時の医療体制でも可能であったはずの救命のための措置を「と らなかった」ことです。だから「なぜ救えなかったのか?」という問いでは不十分なので す。「なぜ入管は救える命を救わなかったのか?」「なぜウィシュマさんを見殺しにしたの?」「どうして収容された人の命や健康をこれほどまでに軽んじるのか?」ということこ そ、問わなければならないのです。”(リーフレット「なぜ入管で人が死ぬのか」本文より)

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 本書では2000 年代の前半まで入管政策の歴史を掘り下げ、問題の根拠を明らかにしています。 一読すれば、問題解決のために私たちがどのような政策転換を政府・入管に対して求めていくべきなのがみえてくるはずです。

 

 

目次

1.はじめに

2.「送還忌避者」問題

3.2003~2008 年

4.2009 年~2015 年

5.2015 年~ 再強硬路線

6.おわりに

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「なぜ入管で人が死ぬのか」

その問いに、正面から答えました。

 

 長年現場で支援に携わってきた支援者から見て、そして何より当事者から見て、「入管施設における医療体制の強化に関する提言」の内容はまったく的外れなものでした。この「提言」は、入管医療の問題の原因を一方的に被収容者に押しつけ、入管の責任をごまかし、すりかえに終始しているといえます。これでは、入管組織はウィシュマさん事件の再発防止に取り組むうえで、その意思と能力のいずれをも欠いていると言わざるをえません。

現状のままでは、今後もまた入管施設で死亡事件がくり返されることは避けられない。そうした危機感から、これらの問題が、どのような入管政策のもとで起きているのかを追究しました。

  入管の言う「送還忌避」の問題が顕在化した時期を調べていくと、2010 年あたりだったことがわかります。つまり、この問題は最近 5,6 年の問題ではなく、2010 年にいたる経緯を含めてつかまないと問題の所在は理解できないということです。そういうわけで、本書では2000 年代の前半まで入管政策の歴史を掘り下げ、問題の根拠を明らかにしています。

 一読すれば、問題解決のために私たちがどのような政策転換を政府・入管に対して求めていくべきなのがみえてくるはずです。

「なぜ入管で人が死ぬのか」より 2010年頃から送還忌避者、退令仮放免者が増えている.png

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