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【2月21日第11回弁論期日!ウィシュマさん死亡事件国賠訴訟の傍聴呼びかけ】


名古屋入管死亡事件国家賠償請求訴訟への支援、支持、第11回裁判の傍聴を呼びかけます。

 

日時:2024年2月21日(水)14時半開廷予定

場所:名古屋地方裁判所第2号法廷




 

 2021年3月6日、名古屋入管の収容施設で、スリランカ人女性のウィシュマさんが亡くなってから、3年が経とうとしています。ご遺族は、ウィシュマさんが亡くなった直後の2021年5月に、「姉の死の真相を知りたい」との思いで来日しました。そして「こんな悲しい思いをするのは、ウィシュマと私たち家族で最後にしてほしい。」との願いのもと、一貫して、入管に事件の真相究明、再発防止を求めています。

 


―裁判にかけるご遺族の思い


 2月21日に第11回口頭弁論が行われる「名古屋入管死亡事件国家賠償請求訴訟」は、ウィシュマさんの死の真相究明、再発防止を実現するために、国を相手取って2022年6月8日から始まりました。

 この裁判の証拠差し押さえの手続きのもと、約295時間分あるビデオ映像のうち、約5時間分を公開させることができました。ビデオ映像を見たご遺族は、自分の姉が入管で受けていた仕打ちを目の当たりにし、

「裁判官にこのビデオを観ていただければ姉が見殺しにされたことがわかると思います。」

「裁判官と全ての日本市民は、少しでも早く、姉のビデオを見てください。」と訴えました。

 ご遺族は、今回の裁判の提訴時から、監視カメラのビデオ映像を証拠として提出するよう被告(国側)に求めてきましたが、国はいまだに295時間すべてを提出することを拒否しています。真相究明に必要な客観的な証拠が存在すること、それを入管が持っていることは明らかになっているにも関わらず、裁判でその証拠を扱えないという異常な状態のなかで、裁判の進行そのものが遅れています。

 

 また、2023年9月29日、名古屋地方検察庁は、ウィシュマ・サンダマリさんご遺族が国を相手取って行った刑事告訴について、改めて「嫌疑なし」として「不起訴処分」としたことをご遺族代理人へ通知しました。職員13人の不起訴は不当という名古屋第1検察審査会の議決を受けて再び検察が捜査していたものです。紙切れ一枚の、何の理由も説明もない通知によって、刑事告訴においては事実上の捜査終結となっています。入管だけでなく、同じく法務省内部の検察までもが「入管で人が一人死のうが、入管には何の責任もない」ことにお墨付きを与えたのです。入管には、人間の身体を拘束しあらゆる選択権を奪うことのできる収容主体としての、「被収容者の命と健康を守る」高度な責任義務を果たすことを大前提として、収容権が認められています。ウィシュマさんという一人のスリランカ人女性を死に至らしめ、それに対して「何の責任もなかった」ことがまかり通るならば、また入管内で犠牲者が出ることは目に見えています。


「死んだのは犬ではなく、私の姉だ。」

「我々の国が貧乏な国だからこのようなことをするのか?」

ご遺族は、強い憤りと悔しさを訴えています。日本社会に住む一員として、人ひとりの命を奪ったにも関わらず、ウィシュマさんやご遺族、私たち国民をバカにし、責任逃れをする国の態度は到底許すことはできません。二度と同じような犠牲者を出さないためにも、この裁判を必ず勝利に導かなければなりません。

ワヨミさんとポールニマさんが、第1回の裁判から、日本に来てからことあるごとに必ず、お話されていることがあります。それは、支援、応援してくれる人への感謝です。どんなかたちであっても、私たちがご遺族とともに声をあげていくことがご遺族の力となり、また国や裁判所の監視となっています。これまでも多くの方が傍聴にかけつけ、国側に5時間分であっても提出をさせるなど、成果を勝ち取ってきました。

日本社会の多くの皆さんの関心と裁判傍聴の支援が必要です。ぜひ、支持、支援をよろしくお願いします。




ーこれまでの裁判の経過

 

 国側が裁判所に提出した書面に書かれていた、ビデオの証拠提出を拒否する理由は、

「すでにビデオの音声の書き起こしがあるから必要ない。」

長時間なので「295時間分(全て)の開示をする必要はない。」

「必要だと言うならば、具体的に必要な部分を示してください。」というふざけた内容です。死の真相と責任の所在を明らかにするために、長時間だから、というのは全く関係ありません。証拠提出「できない」理由に全くなっていません。これでは、国にとって都合の悪いことがあるから提出したくない、という本音がまる見えです。

 

 国側も、こんな理由ではさすがにまずいと思ったのでしょうか。第5回口頭弁論では、証拠保全としてすでに原告側に提出されていた5時間分のビデオに限り、裁判所への証拠提出に応じました。そして、最近国が提出した書面には、弁護団が5時間分のビデオをネット上で公開したことをやり玉にあげ、公開したことへの恨みつらみと、「保安上の理由」「ウィシュマさんの名誉・尊厳」から証拠提出はしないと書いてあったのです。これは、2021年5月12日の衆議院本会議で上川元法務大臣が述べたビデオの全面開示をしない理由と全く同じです。

 国側は、すでに世論から批判を受けた理由を使いまわして、ウィシュマさんやご遺族をばかにしないと、提出を拒否する理由がでてこないのです。

 国側の対応をみて、ワヨミさんは

「姉が亡くなる前に(国が)名誉や尊厳を理解していれば死ぬわけがない。ばかばかしい。姉の尊厳について話す資格は私たちにある。そんなことを言い訳に使うのが本当に許せない。」と怒りをあらわにしていました。

 

 さらに、書面のやりとりにおいて、原告、被告からそれぞれ、ウィシュマさんへの医療対応がどうだったのか、医者などの専門家からの意見に基づいて主張が出されています。国側の書面には「ウィシュマさんは詐病の可能性があった」ことを主張するための医師の意見がつらつらと書かれていました。

 実際の弁論における国側の検事を見ても、ご遺族が意見陳述をしようとすると、それは必要なのかといちいちつっかかるなど横柄な態度であり、被害者であるご遺族が目の前に座っていても、謝罪の一言もありません。

 国側が力を入れているのはウィシュマさん死亡事件の真相究明、再発防止ではありません。すべて自分たちが責任を逃れるためであり、そのために、亡くなったウィシュマさんを嘘つきよばわりし、ご遺族を侮辱して苦しめることは絶対に許せません。

 

 

私たち入管闘争市民連合は、ウィシュマさん裁判において必ず勝訴を勝ち取るため、今後もご遺族とともに声をあげていきます。裁判傍聴の支援のほか、カンパも呼び掛けています。下のリンクからサイトに飛べますのでぜひご支援をお願いします。




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