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第4回 入管闘争市民連合 25年度定期大会報告

  • ntsiminrengo
  • 5月19日
  • 読了時間: 6分

〈第4回入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合25年度定期大会〉報告

 日時:2025年2月24日(休) 14:00~16:00 

 場所:駒込地域活動センター(洋室A)

 開催方法:現地会場およびオンライン

 参加人数:現地会場およびオンラインの合計50名


■人事

 代表 弁護士 指宿 昭一

 事務局長 前堂 亜祐美 TRY~外国人労働者・難民と共に歩む会~、日本労働評議会


■構成団体(2025年2月24日時点)

 ウィシュマさんの死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会

 BOND~外国人労働者・難民と共に歩む会~

 START~外国人労働者・難民と共に歩む会~

 TRY~外国人労働者・難民と共に歩む会~

 難民支援・研究団体PASTEL

 WITH(旧名・西日本入管センターを考える会)

 難民支援コーディネーターズ関西

 Save Immigrants Osaka

 仮放免者の会(関東)

 仮放免者の会(東海)

 日本労働評議会

 全国学生評議会連合

 全国一般東京ゼネラルユニオン

 NPO法人POSSE

 Will 外国人労働者・難民と共に歩む会


■代表・指宿弁護士より

 「2023年に成立した改悪入管法が、昨年6月10日に施行が開始されました。入管にますます強大な裁量権を与える改悪入管法は、その施行によってこれまで以上に難民や非正規滞在外国人に対する人権侵害を引き起こしうるものです。その内容は、①自国に送還されれば命の危険がある難民申請者の強制送還を可能にする送還停止効の例外規定、②監理措置制度によって収容を解いた外国人に対する監視と管理の強化、③送還拒否に対する罰則規定 などです。さらに、2024年にも、永住者の在留資格の取り消し事由が拡大するなど、ますます入管の裁量権が拡大される法案が可決され、さらなる人権侵害が起こりえることが目に見えています。

(省略 PDFから全文読めます。

1 改悪入管法施行、監理措置制度の運用実態

2 在特付与の現状と在特基準の緩和に向けて

3 今年度の活動方針)

 入管の収容施設での人権侵害は「密室での人権侵害」と呼ばれてきました。しかし、そこは「密室」とは言えなくなりつつあります。収容された当事者が継続的に声を上げてそこでの人権侵害を告発してきたこと、その声を受け取った市民らがそこでの実態を問題化すべく行動したことで、近年、入管に対して厳しく批判的な目を向ける人の数は飛躍的に増えました。入管がみずから行なう人権侵害を隠し通すことはますます難しくなっているのです。そうした状況を生じさせたのは、無理な送還一本やり方針に固執することで、長期収容下で隠しきれないほどのおびただしい人権侵害事件をつぎつぎに引き起こした入管にほかなりません。改悪された入管法で強化された裁量を武器に、入管が今後とも同じ方針を続けようとするならば、その過程で不可避に生じる深刻な人権侵害はたちまち暴露され、これを許さない怒りの声が国内外であがり入管を包囲するでしょう。

  私たち、「入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合(略称:入管闘争市民連合)」は、 ウィシュマさん事件国家賠償請求訴訟の支援をはじめとして、昨年度は全国アクションの 開催(2024年4月28日、2025年1月19日)や、国際法の専門家である藤田早苗さんらをお招きした国際シンポジウム(2024年6月9日)を開催しました。

 そして、今年度は以下の3つのスローガンを掲げて活動を開始します。

①入管は人間の尊厳を踏みにじる、密告強制の監理措置制度を廃止せよ

②国際基準に基づいた難民認定と在留特別許可基準の大幅緩和を

③ウィシュマさんを死に追いやった入管は、責任を認め再発防止を徹底せよ

 今年度も、在日外国人・難民支援団体に限らず、様々な分野の支援団体、専門家、労働者、市民、学生と連帯し、帝国主義侵略戦争の歴史に紐づけられた戦後入管体制による民族差別、命の尊厳の無視、抵触と闘い、民主主義・人権を守る闘いを続けます。過去、日本は、アジア諸国の人々に対して残虐な植民地侵略と支配を行い、内地においても、植民地の人々を差別し、管理・抑圧してきた歴史があります。日本政府が、過去の日本の植民地侵略と支配の責任を、歴史的原罪として受け止めているのであれば、改悪入管法の立法化はあり得なかったはずです。「入管の民族差別、人権侵害と闘う全国市民連合」は、過去、日本がおこなったアジアに対する植民地侵略と支配、そして民族差別と人権侵害の歴史を決して忘れず、外国人を敵視し排除するという社会排外主義を押し進めることにつながる改悪入管法とその下の制度である監理措置制度に断固として反対します。日本社会に住む学生、市民、労働者のみなさんが、入管の民族差別と人権侵害により痛みを受ける当事者とともに声をあげることを心から呼びかけます。」


■ウィシュマさんの妹・ワヨミさんより

 入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合に向けてのメッセージ

「ウィシュマがなくなってもう4年。皆さんもその日を忘れていないと思っています。帰国するつもりでいた姉は6か月以上収容され、収容中もすごく苦しんでいたとおもいます。その状態はビデオを見た全員がわかると思います。姉に治療を与えず、点滴を与えず。もしやっていたら死なずに済んだはずです。自分の母も自分の娘をなくした悲しみに打ちひしがれています。姉のように助けを求めている入管収容されている人が、たくさんいると思います。イタリア人もウィシュマの後に亡くなっている。入管行政自体絶対に変えないといけない。入管の中に収容されている人、人生があって、その人たちの権利も守らないといけません。TRY、START、BOND、他の団体、みんなありがとうございます。このようなコミュニティのおかげで問題に取り組めています。問題を知らない人への知名度上げることもできます。入管内でどれだけひどい扱いをされているか、皆にわかってもらえることができます。人の命を奪わせないように、できるのはみんなの協力のおかげだと思います。最終的にはウィシュマ裁判にも協力してくれて本当にありがとうございます。」




▶なぜ入管で人が死ぬのか 


〈カンパの呼びかけ〉

 ▶︎Call4 ウィシュマさん名古屋入管死亡事件サイト


 ▶アユーブさんカンパ振込先

ゆうちょ銀行

店名  一三八

店番  138

名義 

ニュウカンノミンゾクサベツジンケンシンガイトタタカウゼンコクシミンレンゴウ

口座番号 0403852

記号番号 11380―4038521

※ほかのカンパと区別するため、振込の際に振込依頼人の名前を「カンパ アユーブ」にしてください。


▶「反核平和運動とコリアン被爆者の軌跡をドキュメンタリー映画にしたい」

◎Ready Forには作品の主旨、ご支援の方法やリターンなどについて記述されているのでご覧ください。ネット送金が難しい方は、「代理支援について」をクリックすれば銀行振込できる方法も紹介されています。


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